外伝1-1「ビッパのねがいごと」
3章も終わってほっと一息。ここで、最近解放されたスペシャルエピソードを消化していきましょう。
Special Episode-1 〜ビッパのねがいごと〜
空の探検隊にて追加された本作の見所のひとつであり、所謂「外伝」「サイドストーリー」的なミニエピソードで、主人公以外のポケモンを動かして本編とは一風変わったストーリーを楽しむものです。第1弾は、3章にてクッキーズのすぐ上の先輩として登場したビッパを主軸としたお話になります。スペシャルエピソードはメインメニューのここで選択。
この物語は、ギルドの朝礼からスタートします。朝から気合いを入れる新米探検隊のクッキーズ。
そしてそれを遠巻きに眺めるビッパ。ポケモンの名前の色がこの時点で変わっていますね。
本来ならばこのビッパの独白の後に、あのタイトルキャッチが入るのですが、ブログの都合により順番を入れ替えています。
時系列はビッパが入門したすぐ後。なのでクッキーズが入ってくる本編のちょっと前ですね。
ビッパは日記にもあった通り、「一流の探検家になりたい」という夢を叶える為に故郷を発ってはるばるトレジャータウンまでやってきたようです。
ポケパークWiiでもそうだったのですが、川の中に木の枝で出来た家を構えるあたり本当に「らしい」です。
母親のビーダル、そして妹と弟が、旅立つビッパを見送ります。BGM「おもいやるきもち」の所為もあってとてもホロリとくるシーンです。お母さんが優しすぎる…
必ずビッグになって帰ってくる、そう約束して、ビッパは巣立っていったようです。その背を見守る3匹が手を振っているのがまた涙を誘う…
しかし、希望を胸にいざギルドの門を叩き弟子入りしたはいいものの。
「ふっかつのタネ」と「ふこうのタネ」を間違えたり、
親方の大好物のリンゴ「セカイイチ」を盗み食いして夕飯抜きにされたりと。
(後者はともかくとして)とにかく毎日みんなに迷惑をかけまくって失敗続き。日記にもありましたが、ビッパはひどく落ち込んでしまいます。意欲はあるのに才能が伴わない、自分のミスでみんなに迷惑をかけ、ここぞというところでドジを踏んでしまう…自分にも身に覚えがあるので、私はここで感情移入してしまいました。
翌日。いつも通りの朝礼です。
今日、ペラップに言いつけられた仕事は「オレンのみの在庫調査」でした。しかしビッパは不服そう。もっと探検隊らしい仕事がしたい…とのことですが、まだまだ未熟なビッパには下積みが必要だと諭され、地道にがんばる事を決めます。
ここからプレイヤーが操作できるようになりました。まずはビッパのベッドでセーブセーブ。
それにしても、ビッパでトレジャータウンを歩くのって新鮮な気分です。
ガラガラ道場に行くと、「倒産記念」と言って「ふっかつのタネ」を貰えました。有り難いけど倒産したのに記念って。
橋を渡って目的地のお店に到着。今日のオレンのみは2個入ってるそうです。でもオレンのみって冒険に超必要なアイテムなのに2個しか売ってないって、大丈夫なのか…?
さて、在庫調査を終えたビッパはここでカクレオンたちに相談をします。
手っ取り早く探検家として活躍したいならば、強力なわざを覚えて強くなれば良い、とカクレオン専門店の店主はわざマシン「めざめるパワー」を勧めてきました。
まぁ、ビッパでも覚えられそうなわざと言ったらこれが妥当ですよね。
しかし、提示されたお値段を聞いてビックリ仰天。高い。わざマシンって売却時の値段は250ポケしかないのに買う時はやたらめったら高いんだから…
しかし、実はビッパにはこのわざマシンは「買えない値段」ではなかったみたいです。というのも、お小遣いとは別に7,000ポケという大金が、彼にはあるとのこと。
それは、故郷を発つ時に母親から渡された餞別でした。こんな日がいつかは来るだろう、と、前々から貯めていたのだと言います。
たしかにお金なので使わなければ意味を成さないものではあるのですが、これはどうしても手放せないものでした。気持ちはよくわかる。額の話ではないですよね。結局、ビッパはわざマシンを買わずに立ち去ります。
そうして帰ろうとした時。
妙にオドオドしているポケモンから、「あるもの」を咄嗟に手渡されました。急いでいたポケモンは西の方へと走り去っていきます。
そして彼を追いかけてきたのはなんだか怖そうな2匹。チンピラみたい。
訳がわからないまま、ビッパはさっきのポケモンが逃げた方向を正直に言ってしまいますが…
気の弱いビッパはああいった怖い連中とは関わりたくないそうですが、なんだか心配ですね…
そんなこんなで夕食の時間。今日もお仕事お疲れ様。
明日も朝から早いから寝よう、と眠りにつくビッパでした。
(つづく)