第3章2節「一抹の不安」
さて、お店の品揃えを覗いて終了させると、ストーリーが進行します。
やってきたのはマリルとルリリのきょうだい。やりとりからしてかなり幼い印象を受けるので、人間で言うとまだ10歳にも満たないような子どもだと思われます。
2匹はカクレオンのお店でリンゴを買って行きました。ああ、カクレオン商店ってそういう用途でも使えるのね…冒険用だけじゃないのか…
察するに、あの子達のお母さんはマリルリかな?この小さな子どもたちはお母さんの代わりにおつかいに来ていたようです。小さいのに偉いですね。
きょうだいたちはおつかい終えて帰ろうとしますが、途中で引き返し大急ぎで戻ってきました。どうしんだ。どうやら買ったリンゴがひとつ多かったらしく。マリルお兄ちゃん曰く「ボク達、こんなに買ってません」と。
そんな事まで律儀に申告してくるのか…なんて純粋な。私なら、お釣りが多かったり買ったものが多かったり重かったりしたら自分に損がない限りは「ラッキー♪」とネコババしてしまいそうです。
そのリンゴは、カクレオンからのおまけで追加されていたものでした。
きょうだいで仲良く分けて食べてね、だそうです。ちょっとしたご褒美。
すると嬉しそうに2匹はお礼を言いました。なんとも微笑ましい光景ですね。ここで流れる曲も「ほのぼの」というタイトルで、「最近時が狂った影響で辺りが物騒だ」という話も嘘のように感じられてしまいます。
喜び勇んで帰途に着く2匹。しかし、途中でルリリが転んでしまいます。
…ルリリって転ぶことあるの?
転んだ拍子に、買ったリンゴがぽーんと転がり出てしまいました。
どんぐりころころ…とかおむすびころりん…みたいになる前に、主人公がキャッチ。拾ってあげると、ルリリが「す、すみません」と…えらく丁寧なお礼を返してきました。だいぶ幼い印象を受けたのですが、この子たちの礼儀正しさに脱帽。お母さんがちゃんと教えたのかな…
ココアが拾ったリンゴをルリリに手渡してあげた、そのとき。
視界がぐらり、と歪みます。そして同時に目眩のようなものが…
脳内に走る光。この演出こそが、章タイトル時に表示された画像です。暗転する視界で、声だけが聞こえました。誰かの、助けを求める声。目眩はそこで終わります。突然聞こえた尋常ならざる声に、呆気にとられるココア。ひとまず、ルリリにリンゴを返してその背を見送ります。
ぺこり、とお辞儀するルリリ。とても可愛い。こういったポケモンたちの一挙手一投足に注目するのも楽しいですよ。買い物も終わって、2匹は去って行きます。マリルお兄ちゃんが「おとしもの」という気になるワードを口にしていましたが…
2匹を見送って「かわいいねぇ」などとのほほんとした感想を浮かべるクリームに、先ほど聞こえた「声」について尋ねてはみますが…
クリームも、そしてカクレオンも聞いてはいなかったようです。声、それも「たすけて」なんて、セリフですから、もし聞こえていたならこんな呑気な空気ではないだろうとは思いますが。
しかしココアは、あの声が誰のものなのかわかったようです。あれは、さっきの子、ルリリの声。ルリリが助けを求める声でした。でも、あの子はそんな困っているようには思えませんでしたが。
色々気になることはありますが、お店ですべきことを終えたら場所を移りましょう。
すると、広場で先ほどのきょうだいたちと見知らぬポケモンが一緒にいるのを見かけました。
マリルが口にした「おとしもの」というワードですが、実は彼等は大切なものを紛失してしまい、ずっと探していたその在りかに心当たりがあるらしいスリープというポケモンと共にこれから探しに行くのだとか。エスパータイプだからそういう探し物系は得意なのかもね。
気のいいオジサン(?)と共に歩いていくきょうだい。去り際に、ちょっとスリープがココアにぶつかってしまったとき。
再び、あの目眩が起こります。
今度見えたのは映像でした。
何処とも知れない場所で、スリープとルリリのふたりきり。優しそうだったはずのスリープが怯えるルリリに詰め寄っています。
さっきも聞いた声。やはりルリリが助けを求めている…
映像はそこで終わります。クリーム曰く「深刻な顔」をしていたココア。深刻も深刻。のっぴきならない緊急事態だよこれは。
さっそくクリームに相談してみますが…
(でも『話がある』と前置きした割には周りのポケモンに余裕で盗み聞きされるような人前ならぬポケ前だよ…)
あんなに仲よさそうなスリープとルリリにそんなことが起こるわけない、きっと修行で疲れて変な白昼夢を見ているだけだよ、と。やはり、にわかには信じられないようです。
それに、クリームの言う通り、ココア達はギルドに入門してまだ日が浅いド新米なので、確信的な証拠もなく懸念だけでおいそれと動けるような自由な身分ではありません。今はギルドでの修行が最優先。色々と心配はありますが、ここは大人しくしていましょう…
そういえば。自由に動けるので、ギルドの弟子部屋を覗いてみました。上側の部屋が女子部屋。チリーンとキマワリの部屋で、ここにはキマワリが書いている赤い表紙の日記を読むことができます。メインストーリーが進むにつれて、どんどん更新されていくので楽しみ。
ところでコレ、誰に向けて書いてるんだろう…
そして下側は男子部屋。ヘイガニ、ドゴーム、そしてビッパの共同部屋です。こちらにも青い表紙の日記が。ビッパも日記をつけているようです。
ビッパには、「一流の探検家になりたい」という夢があるようです。頑張って!
両者の日記は、時の探検隊闇の探検隊ではただの紙切れだったのですが、ちゃんと書物の形をしていて感動。
さて。倉庫に貴重な道具を預け、
カクレオン専門店も見て(うーんこの品揃え…)、
銀行にお金を預けて、
最後にここまでの冒険を記録。
これで準備万端。さぁ、ギルド地下一階の掲示板前に戻りましょう。
(つづく)
第3章1節「じくうのさけび」
翌日。またドゴームの怒声で叩き起こされたクッキーズ。今日もまたギルドでの修行です。
そして今回からまた新章に突入。
〜Chapter-3 じくうのさけび〜
ネタバラシしてしまうと、今章にて主人公が「ある特殊な能力」をもつことが判明するのですが、その能力が後に「じくうのさけび」という名称だと判明するのです。その能力が発動する時のエフェクトが、こんな感じのフラッシュ?みたいな演出になります。
毎朝の朝礼が終わり、またもやぽつんと取り残されてしまうクッキーズ。
そんな彼等に、ペラップが声を掛けてきました。
案内された先は先日と同じ地下一階の掲示板前。
今日はこっちの仕事、とは言いますが…
昨日バネブーの依頼を受けた時の掲示板とは違う方。こちらには、いろんなポケモンの絵姿が張り出されていました。
ここは、お尋ね者掲示板。何か悪い事をやらかして指名手配犯になっているポケモンをとっちめて欲しい、という依頼が集まっています。
…それを「かっこいい」と言ってしまうパートナーよ…
入って3日目の新米探検隊にはちょっと荷が重いのでは…とは思いますが。
ペラップもそこを考慮してくれたのか、今回は準備期間を設けてくれました。前回は依頼を見せられてそのまま行かされましたからね…苦戦するものではなかったものの、やっぱり精神的衛生の面でも入念な準備をさせて欲しいです。
ペラップは弟子のうちの一匹を呼び出しました。聞こえる距離にいるんですね。
ビッパの言う事をよく聞くように、と言いつけて、ペラップは去っていきます。ここからはビッパの案内に従いましょう。
ペラップが見えなくなってから、急に涙ぐむビッパ。彼はとても涙脆く、不思議な喋り方をしますが心優しいポケモン。
ビッパは、主人公たちのすぐ上の先輩にあたります。一番下の立場だった自分に初めての後輩が出来る、というのは確かに不思議な感覚ではありましたが、でも泣くほどか?と一瞬思うかもしれませんが、後に明かされるビッパのスペシャルエピソードをプレイするとここでのビッパの心境に納得出来るのです。
まずはビッパに施設の案内をされます。
簡単なギルド内施設の説明が終わったら、早速町に繰り出します。
ここは交差点。上はギルド、右は各ダンジョンへの出発点です。今作「空の探検隊」では、自室のベッドだけでなく交差点の水飲み場でもセーブが出来るので、冒険の準備を整えて一度ここでセーブすれば、例えリセットしてもすぐにやり直せるのです。地味に便利。
ここの交差点を左に行くと、冒険の準備ができる町「トレジャータウン」に行けます。この章以降、町の各施設が使えるようになるので、積極的に利用していきましょう。
個性豊かなお店が軒を連ねるこの町ですが、パートナーのクリームも此処をよく知っているようです。
入ってすぐの場所にあるのは「ヨマワルぎんこう」。ここでは、お金(ポケ)を預けておくことができます。銀行と名が付いておりますが利子はつきません。お金用の倉庫、金庫のようなものです。全滅のリスクを考えると、余程のことがない限り大金持ってダンジョンに行くのは避けたいので、これから大いにお世話になりそうです。
こちらは「エレキブルれんけつてん」。ポケモンが覚える「わざ」を思い出したり連結させたりしてくれるお店ですが、現時点ではまだ使えないようです。
ここは「カクレオンしょうてん せんもんてん」。左の緑色のカクレオンがタネやグミ、食料や装備品や飛び道具などを扱い、右のバラ色のカクレオンがわざマシンやふしぎだまを扱うお店です。
ちなみに、本家ポケットモンスターにおいてカクレオンの色違いはバラ色とはまた違った色ですので、恐らくアニポケでサトシが手放したバタフリーの伴侶であるピンク色のバタフリーのようなオリジナルだと思われます。
ここは「ガルーラのそうこ」。恐らく、全ての探検隊にとって最も重要な施設でしょう。ここでは、持っている道具を預ける事ができます。大切な道具、貴重な装備品、持ち切れない食料などはここでしっかり保管しましょう。
探検隊にとっての重要な施設はこんな感じ。すっかり先輩の役を奪ってしまいましたが…
ひとまず、この町で冒険の準備をしましょう。準備が整ったら、ギルド地下一階に戻ってビッパに報告。それから依頼を受ける、とのこと。
まずはクリームの提案に乗ってカクレオンのお店に行ってみます。
そのほか、町にはチームのレベリングができる「ガラガラどうじょう」や、貰ったタマゴを預けられる「おせわやラッキー」、拾った宝箱を開けて中身を鑑定できる「ネイティオかんていじょ」などの施設もあるのですが、これらエレキブルのお店と同様にまだアンロックされていません。今は銀行とお店と倉庫の3つを利用していきます。
トレジャータウンは、他のポケモンたちも利用しています。
彼女はキマワリ。ギルドの弟子の一匹で、つまり私たちの先輩にあたるお姉さんです。
それから、威勢の良い兄貴分なヘイガニも。気さくに話しかけてくれました。
他、ギルドに弟子入りしている探検隊たちも。
気のいい兄ちゃんなヤルキモノ。
タネボーとポッポが組んでいる、ちょっぴりナマイキな探検隊「ポッポボー」
怖がりなケムッソとオオスバメのコンビ「タベラレル」。ちなみに、ケムッソがリーダーです。
ヤミカラスとカゲボウズが組む、すでにシルバーランクの腕前をもつセレブ探検隊「マックロー」など。
他にもたくさんの探検隊がいます。
さて。カクレオンのお店にやってきましたが、
なぜだろう、初来店なのに高いモノしか売ってない。間が悪い。リンゴかオレンのみ辺りでも、とは思っていたのですが…
……せいぜい500ポケ程度ではなかなか買えるものがないので、ここは見送りましょう。ふっかつのタネとかとても欲しいのですが…
(つづく)
第2章2節「クッキーズの初仕事」
さて。無事にギルド入門の手続きを済ませたクッキーズの2匹が迎える初めての朝。2匹を目覚めさせたのはさわやかな朝の日差しではなく、耳が破れそうな怒鳴り声でした。
字面からでもひしひしと感じられるこのうるささ。こんな怒声で起こされたらたまったもんじゃない。
乱暴な起こされ方に目を回すココア。
朝からブチギレるポケモン。彼はドゴームで、プクリンのギルドで働く先輩です。
近所迷惑もかくや、と言わんばかりの大声。
クリームも目を回してひっくり返っています。なんだか黄色いパッチールみたいになってる。
集合に遅れるととんでもないことになる。速く来るように、と言い残して彼は去っていきます。
ドゴームの言葉を聞き、寝ぼけ眼を擦りながらも「あること」に気付いて飛び起きる2匹。
ここはギルド。つまり…このままじゃ遅刻!急げ!
朝礼の場では、既に他のポケモン達が集まっていました。そういえば、先輩方の自己紹介とかしないんですかね…
全員揃ったので、朝礼のはじまり。
親方様、おはようございます。
…って、あれ。
目を開けたまま、寝てる…ちょっとざわつく弟子達。
しかしペラップは動じません。
今ので何言われたのか理解できたんだ…スピードラーニングでもやってたのだろうか。
ここでお辞儀するペラップが可愛いです。
そ、そんなこと言われましても。
呆気にとられる私達をよそに、朝礼は終わります。
最後に、誓いの言葉。社訓とかスローガンのようなものでしょうか。
「さあ、きょうもがんばるよ!」ペラップの言葉にみんなが声を揃えます。
色々と勝手が分からないので一連のやりとりをただ眺めていることしかできない新入りクッキーズ。なんだかこの辺がリアルな気がします。
先輩のみんなが仕事に出てしまい、私達は手持ち無沙汰。何をしたらいいのか…
うろついてると、ペラップに声を掛けられました。
言われた通りに着いていくと、そこは地下一階の掲示板前。ここでクッキーズに記念すべき初仕事が与えられます!
ペラップが連れてきたのは依頼掲示板。各地で困っているポケモン達の依頼が集められる掲示板です。
ペラップの話によれば、ここ最近、「各地の『時』がおかしくなっている」ことで悪いポケモンが増えてトラブルも多くなっているのだとか。時空の乱れとワルいポケモンの増加にどんな因果関係があるのかとちょっと疑問ですが。
時がおかしくなるとどう言った被害が出るんだろう。
そして、時の乱れのせいなのか、各地に「不思議のダンジョン」が出没しているそうです。
ここで今作のタイトル回収。
クリーム曰く、不思議のダンジョンとは、入るたびに地形や落ちている道具が変化する、その名の通り不思議な場所。行くたびに新しい発見があり、マンネリしないのだとか。昨日の夕方に2匹がズバットとドガースを追いかけて入った「かいがんのどうくつ」も、不思議のダンジョンです。
でも、危険なところでもある。倒れてしまうと所持金は半額、どうぐも殆どを失ってしまうというペナルティがあります。極力倒れないように気をつけましょう。
…余談ですが、「ダンジョン(dungeon)」という語には「迷宮」「洞窟」といった意味はありません。元は「(主に城内の)地下牢」といった意味です。それがいつしか「人間が恐怖を覚える場所」というニュアンスでこんにちのような使われ方になったとかならないとか。
さて、ペラップが2匹の初仕事に選んだのは、この依頼でした。
依頼主はバネブー。
バネブーの頭にはいつもピンク色の真珠があるのですが、それが何者かに奪われ、隠されてしまったとのこと。ちなみにこの真珠、パールルが作ったものらしいですよ。こんなところに需要と供給の関係が。サイコパワーの源でもあるバネブーの大切な真珠が、「しめったいわば」なる場所に隠されているので、自分の代わりに取りにいって欲しい、という依頼でした。
でもこれって、「探検隊」がやるべき仕事ではないような。
クリームはもっと、謎の秘境に行ってお宝を発掘したりだとか、そういったロマンのあるお仕事がしたいようですが、
当然、入門して2日目の彼等にいきなりそんな危険な真似はさせられない。
というわけで、まずはコツコツ下積みして慣れていきましょうね…
ロクな準備もさせて貰えずに、目的地のダンジョンまで向かいます。ここの最下層に真珠があるとのこと。
探検隊としての初仕事、頑張ろうね、クリーム!
初仕事の舞台「しめったいわば」は、奥底からこんこんと湧き出る泉によって岩場全体に水が流れるダンジョンです。
そうだ、前回の「かいがんのどうくつ」で既に変えていたのですが、オプションをいじりました。上画面にマップと簡単なステータス。私はこれが一番見やすいです。
トレジャーバッグを貰ったことで、拾ったアイテムを16個まで待てるようになりました。まずはふたつの装備品をそれぞれに装備させましょう。
ココアには、とくこうが強化されるスペシャルリボンを。
クリームには、全ての能力が少しずつ強化されるブルーリボン。16色ある波導のリボンは全て同じ効果です。
この「しめったいわば」も、「かいがんのどうくつ」と同じく水路があります。揃ってじめんタイプわざが弱点で水路に入れない2匹ですが、登場する敵ポケモンの殆どが水路を渡れるので、思わぬ襲撃に合わないように気をつけたいところです。「どろかけ」一発でもシャレになりませんからね。
登場ポケモンはアノプス、リリーラ、カラナクシ(にしのうみ)、リーシャン。カラナクシは経験値が低いのであまりわざを使って倒したくないですね。
ここもチュートリアルを兼ねているので、階層を降りたりアイテムを拾った時などに簡単な説明が流れます。
飛び道具もここで初入手。「いしのつぶて」などの投石系には最後までお世話になります。
飛び道具は99個までまとめて持てるので、積極的に集めていきましょう。
このダンジョンには、確実に「おおきなリンゴ」「ピーピーマックス」も落ちています。これらも探検に必要な道具ですので、しっかり回収しましょう。
今回のダンジョンで気をつけたいのがリーシャン。「まきつく」でこちらの動きを封じつつ、毎ターン6ダメージを与えてきます。ここでの6ダメージは大きいのでパートナーと2匹で相手したい。
とはいえ、珍しくロコンの「だましうち」が刺さるし他のポケモン達よりも経験値が高いので積極的に倒したいところ。
それから、空の探検隊初出の「そっくりどうぐ」も登場します。これは…「オレンのみ」に良く似た「オレソのみ」
この「オレソのみ」は、本家「オレンのみ」と違って、食べるとダメージを受けてしまいます。それにしても名前にタグでも付いていたのかみたいなテキストです。
よく見ないと名前に惑わされてしまいそうですが、
選択するとちょっと変わった簡易説明が出るので、これを見れば一目瞭然。
このダンジョンでは、地下6階を降りればOKです。そこまで難しいダンジョンではないのですが、このダンジョンで2回冒険失敗するとプクリン親方から「ふっかつのタネ」「オレンのみ」などの支援が渡されるらしいですよ。…その頃には貴重な装備品をふたつとも失っていそうだからやりませんが。
…おなかが空いてもギリギリまでリンゴをケチった結果。おなかがゼロになってしまうと1ターンごとに(一歩ごとに)HPが1ずつ減ってしまい、あっという間に餓死してしまうので注意が必要です…
最下層に到着。ここはボス戦がないので身構えなくても大丈夫です。
水が湧き出る泉の前に、桃色の真珠が転がっていました。これがバネブーの大切な真珠なのでしょう。
これを持ち帰れば、依頼達成です。
無事に真珠が戻ってきたバネブー。
あまりの不安に辺りをぴょんぴょん飛び跳ねてあちこちぶつけて怪我だらけ…だと話していましたが、バネブーは飛び跳ねることで心臓を動かしている(=跳ねることをやめると死んでしまう)ので、人間でいうなら「不安で不安で心臓の鼓動が速まった」と言ったところでしょうか。
バネブーは、お礼にと貴重なタウリン、ブロムヘキシン、リゾチウム、そしてなんと2000ポケもの大金をくれました。
それほどまでに真珠が大切なものだったのでしょう。
(こんな簡単な依頼なのに!)いきなり大金を得てしまいウハウハな2匹、
しかし。
殆どがギルドに巻き上げられてしまい、実際に2匹の手元に残ったのはわずか1割ほど。これもギルドのしきたり。仕方ない仕方ない…
さて、そうこうしているうちに。
ばんごはんの時間です。
歓声を上げるギルドのポケモン達。
この食事風景が可愛らしくて、いつまでも眺めていたくなります。
お腹がいっぱいになったら明日に備えて寝ましょう。今日は一日お疲れ様。初仕事がうまくいって良かったね。
せっかくの謝礼金の殆どを巻き上げられたのは悔しかったけれど、初めての仕事がうまく行って、そしてバネブーに感謝されたのが嬉しかった、とクリームは語ります。
この世界での探検隊、というのは誰かのお助けをする組織でもあるようです。
何はともあれ、今日はお疲れ様。明日もまた、頑張ろう。
つづく。
第2章1節「ギルドにゅうもん」
〜Capter-2 ギルドにゅうもん〜
イラストは弟子の部屋。
プクリンのギルドの前。入り口は施錠されています。
さっきはクリーム1匹でしたが今回は2匹。
ちょっと緊張しているようですが、今度こそ。
見張り穴に立つと、また声が聞こえます。
あしがたはピカチュウ!さっきと同じポケモンなのですがその辺はノータッチなんですね。
さて、後ろのもう1匹も載るようにと促されました。
多分、話し声が聞こえていたから分かったんじゃないかな…
さて、言われた通り載りましたが…
何やら様子が。
こちらは見張り穴の下。こんな風になっていたんですね。
穴の真下、ディグダが見張り番を務めていました。逆光で足型なんて見えづらくなりそうですが。
なんだ「たぶん」って。
曰く、この辺りでは見かけない足型、なのだと。そんなに珍しいポケモンだったのでしょうか。
ともかく、まずは「あやしいポケモンではない」と見なされたので入場を許可して貰えました。
入り口のバリケードが解錠。
中には、地下への梯子がありました。ご丁寧に矢印看板まで。
地下一階。開けた部屋の中にはたくさんのポケモン達がいました。
ここにいるポケモン達はきっとみんなが探検隊に所属しているのでしょう。壁に掛けられた掲示板の前で話していたりととても賑やかです。
そうして部屋をうろついていると、2匹を呼び止める声が。
このポケモンはペラップ。情報通であり、このギルドの親方、プクリンの一番弟子。つまりこのギルドでは二番手であり親方の次に偉い管理職。
「勧誘やアンケートやセールスなどの類はお断りだよ」いやいや我々の目的はそうじゃなくて。
クリームの主張を聞いたペラップはびっくり仰天。今時珍しい、何せついこの間も修行の厳しさに耐えきれずに脱走したものだっているというのに…などとひとりごちていましたが、
主人公達がギルドに弟子入りしたいと聞けば、途端にご機嫌になりました。機嫌がいいと語尾に「♪」がついたり、頭や尻尾がゆらゆらゆれます。可愛い。
口調まで砕けてる。
ペラップに案内され、地下二階に降ります。ここはギルドの弟子達の居住区になっていて、みんなはここで暮らしているとのこと。
すると窓の外を見てクリームが大はしゃぎ。
このギルドは高台の上に立っているので、地下でも明かり取りの窓を付けられるのです。お陰で地下なのに開放感と明るさがありますね。
さて、まずは親方にご挨拶。
とうとうプクリンのお出ましです。ちょっと変わっているけれど、友好的で優しいポケモン。
「たんけんたいに なりたいんだって? じゃ いっしょに がんばろうね!」…軽い!
探検家になりたい、とのことでまずはチームの登録。ここでチーム名を決めます。
命名権は主人公にあるので、自由に付けてしまいましょう。
デフォルトでは「ポケダンズ」。恐らく「ポケモンダンジョンズ」の略でしょう。もちろんこのままでは面白くないしそもそも名前が決まっているので、
じゃじゃん!5件目の記事にてようやくブログ名にもなっている「クッキーズ」の登場です。「ココア」と「クリーム」の「クッキーズ」。なんだか美味しそうな名前。
どんな名前でもパートナーはこうして頷いて賛同してくれます。
ということで登録お願いします!
クッキーズの結成です!これで、晴れて探検家としての一歩を踏み出しました!
2匹の門出として、プクリン親方は「ポケモンたんけんたいキット」をくれました。この箱の中には、探検隊に必要な道具がまとめて入っています。
こういう一枚絵があたたかくもあり可愛らしいですね。
中に入っていたのは、探検隊であることを示す「たんけんたいバッジ」、この大陸の地形を網羅した「ふしぎなちず」、そして拾ったどうぐを持ち歩くための「トレジャーバッグ」。そしてバッグの中にも…
バッグには、二つの貴重などうぐが。主人公ごとに変わる装備品と、ゲームの冒頭で診断した色のリボン。私はロコンなので「とくこう」が上がるスペシャルリボンでした。これらも冒険に役立つことでしょう。
これで、正式な探検隊として認められたというわけです。
がんばれ、クッキーズ!
親方様からお祝いの品を贈られた後、弟子部屋に通されます。章タイトル画面のイラストの部屋ですね。
ここの弟子達は住み込みで働くようになるので、取り敢えず寝床は確保できました。
ベッド、というより藁を敷いただけの寝床に見えるのですが元気にはしゃぐクリーム。無邪気可愛い。
明日から、ギルドでの修行が始まります。
綺麗な満月ですね。イベントが進行する夜は、このように上画面に月の画像が表示されます。
ベッドで横になる2匹。ひっくり返ってるピカチュウもまた可愛らしい。ココアの寝相を見るに、恐らくここでの寝姿は浜辺で倒れていたあの姿勢と同じものなのでしょう。
今日は本当にいろんなことが起こりましたね。ココアもそうだけれどクリームまた驚きと不安の連続だったでしょう。
けれど、明日からの色々についての不安はそこまでないのだそうです。やっぱり1匹より2匹、というのもあるのでしょうが、
それよりもどきどきわくわくが上回っているようです。憧れの探検隊ですからね。
明日から、一緒に頑張ろうね。クリーム。
そしてココアも、失われた自分の記憶、真実を知るために。
つづく…
第1章2節「2匹のはじまり」
盗まれたクリームの宝物を取り返す為に、犯人達を追いかけて浜辺の洞窟に飛び込みます。
はじめてのダンジョン「かいがんのどうくつ」
浅瀬に作られ海水の流れ込むこの洞窟は、フロアも浅く、登場するポケモンも弱く、どうぐも少ない、いわゆるチュートリアルダンジョンです。
ここで初めて主人公を操作できます。ロコンはタマゴわざ「だましうち」を覚えています。PPも多く使いやすいのでこれを主軸にしていきましょう。そしてこの時点でタイプ一致わざ「ひのこ」を覚えているとは、なかなか有り難い。
ピカチュウは「でんきショック」がメインウエポンになりそうですね。序盤はみずタイプのポケモンが多く登場するので積極的に使って貰います。
さっそくレベリング。登場ポケモンはカラナクシ(ひがしのうみ)、サニーゴ、カブト、シェルダー。視界が暗いですが、敵は強くはないので落ち着いて対処すれば問題ありません。
ピカチュウが可愛いポーズ。
その後、2匹ともレベル7まで上げてB4Fを降ります。どうぐはまだひとつしか持てないので強力な「ばくれつのタネ」を拾っておきました。食べると前方の敵に35もの(現時点では)大ダメージを与えられる便利な道具です。
第5階層めに当たる「かいがんのどうくつ おくそこ」に到着。
というわけで、奥底で待っているドガースとズバットに追いつきました。
先程「よわむしくん」と言われたことを気にしているのか、いつものクリームらしくない強気な口調で呼びかけてます。今作のパートナーポケモンは、「好奇心が強く優しい性格をしているが臆病」といった性格づけがされています。ここ、怖いの我慢して強がってるんですね。
がんばれがんばれ。
すると、2匹はクリームの必死な様子からこの石を「かなりの値打ちもの」だと考え、「返して欲しければ腕尽くでかかってこい」と挑発してきました。
初めてのダンジョンで初めてのボスバトル開始。
このボス部屋に辿り着いた段階でHP、PP、そして「おなか」も満タンになります。だから慌てて回復しなくても大丈夫。
パートナーと一緒に相対できるようにまずは…
あ、あれっ
(手が映ってます…)…操作ミスでさっそく陣形が乱れるというアクシデント発生。ベストポジションを模索してふらふらと移動していた為、要らぬダメージを負ってしまいました。片手で録画しながらの操作って難しい。
でも、2匹で協力してなんとか勝てました。敵のズバットがひこうタイプなのでクリームの「でんきショック」が大活躍でしたね。
拾ったばくれつのタネを使う機会はなかったけれど、まぁ良しとしましょう。
こっぴどくやられてしまったドガースとズバット。伸びてます。へんにゃりしてます。可愛い。
さて、盗んだ石を返してもらいましょう。
「おぼえてろよ!」と、絵に描いたような捨てゼリフを残し、ドガースとズバットは一目散に逃げていきました。
一件落着。良かったね、クリーム。
「これも すべては ココアが てつだってくれた おかげだよ」と、あのウルウル目でお礼を言ってくれました。本当に嬉しそうで何より。
それにしても、安堵で泣き出すくらいには不安と恐怖と緊張でいっぱいだったんですね…
さて、海岸に戻り、改めてお礼を言われます。
ついつい成り行きで助けてしまったけど…でも、感謝されて悪い気はしないから良いよね。
もうすっかり遅い時間なのではないでしょうか。先程まで泡を出していたクラブ達が居なくなっています。
クリームは、取り返した宝物を見せてくれました。
これは「いせきのかけら」と呼ばれているそうです。
昔から、昔話や伝説の類が好きだったというクリーム。
ナゾの遺跡や、隠された財宝、闇の魔境や誰も行ったことがない新しい大陸。そこにはきっと黄金やお宝がザックザク!そんなロマンあふれる話を聞くたびに、ワクワクしていたのだとか。
そんなある日に、ふと拾ったこの石ころ。一見するとただのガラクタに見えなくもないのですが、よく見ると、不思議な模様が描かれています。まるで紋章のような…
これを見た主人公も、「こんな模様は見たことがない」と感嘆。
クリームはこのかけらの模様にはきっと何かしらの意味があって、伝説的な場所や秘宝への入り口になっている、そう読んでいるようです。
だから、探検隊になって世界中をめぐり、この欠片が嵌る場所を冒険したい。自分自身の手で、この欠片の謎を解きたい。そう思っていたようです。
さて。主人公の身の振り方ですが。
どうするの、行くあてはあるのか、と言われると返答に困ってしまう。何せ記憶もないのに見知らぬ世界でひとりぼっちで放り出されてしまったら。
そう考えていると、クリームから提案が。
「ココアとなら、たんけんたいを やれるきがするんだ」
この提案、勿論…
これから行くあてもない、ならばひとまずクリームと一緒に行動したほうがいい。そう考え、飲む事に。
「かいがんのどうくつ」に挑む前もそうだったのですが、私はあまり「いいえ」の方の選択肢を選ばないのです。断った時のキャラクターの落胆をあまり見たくない…というか。ああ、でもここでの第三の選択肢「あの もしかして…」がちょっと気になる。ここは選んでおけば良かったかな…
するとクリームがとても嬉しそうな反応。
まぁ、やっぱり1匹より2匹の方が心強いですからね。
そうと決まれば話は早い。
さっそく、探検隊志願にいきましょう。
海岸に来る前にクリームがピンポンダッシュ…いえ、迷っていたあの建物ですね。
えいえいおー!
この片手を上げたポーズがとっても可愛い!
こうして…
クリームと ココアの
たんけんたいが けっせいされました
そして それは…
これから おこるであろう
はるかなる ぼうけんへの…
いりぐちだったのです
ここでタイトルキャッチ。
あの、これネタバレでは…
第1章1節「あらしのうみで」
因みに、私も初心に帰ったつもりでやっているので「先の展開を知ってはいるが知らないふうに装って」書いてます。
〜Chapter-1 あらしのうみで〜
(そういえば、よく似たタイトルの名作がありましたね。狼の「ガブ」と子ヤギの「メイ」の交流を描いた…そう、あっちは「あらしのよるに」だ)
当ブログではひとつの章をさらに小分けにしながら追っていくのでタイトルに○節と付きます。
そうそう。章ごとにイラストをバックにタイトルが表示されるようになりました。雰囲気ありますね。
これは「サメハダいわ」と呼ばれています。せり出した崖がちょうどポケモンのサメハダーに似ているからだそうで。何故こんな形になっているのかは分かりませんが。
暗転した画面で、何度かフラッシュが焚かれます。ピシャアァァンッ!みたいな音。これは…雷鳴、でしょう。
誰かの叫び声。ここでは声の主は分かりませんが…この口ぶりからして複数人だと思われます。
画面が真っ白になるほどの強い雷に煽られ、悲鳴だけが轟きます。
タイトル通りの景色。今宵の海は大嵐に見舞われ荒れに荒れています。
稲光もあんなにくっきりと。先程の数人は、声の状況からしてこの天候の下、棒切れか何かにしがみついて波間に揉まれていたのでしょうか。
それにしても、芸術的とも言いたくなるような綺麗なグラフィックですね。ドッターの苦労が偲ばれる…
ここで「サメハダいわ」が映し出されます。
荒れ狂う波飛沫と、轟く稲妻、そして逆光に照らされた岩肌…ドラマティックな絵面ですね。この日の嵐の凄さをひしひしと感じます。
さて、今度はさっきとは違う「誰か」のうめき声。嵐に揉まれて大変だったでしょうに…
ここで上画面の景色が解放されます。どうやら一夜明けていたようですね。
昨日は酷い天気だったけれど、今日は澄み渡るような青い空に青い海が広がっています。
そんな天気の下、浜辺で力尽き倒れているのは1匹のポケモン。
(ほのおタイプだったのにあの嵐の海をよく生きられたな…)
さらに場面転換。時間も進んで今度は夕方。
プクリンを模したテントの前で、何やら1匹のポケモンが思いあぐねています。ここで、先程選んだピカチュウの「クリーム」が初登場です。
格子の貼られた足場?の前で行ったり来たり。
どうやら何かを決心した様子。
そして恐る恐る例の足場に乗ります。
すると突然何処からともなく声が。びっくりしすぎだよ。「誰の足型?…足型はピカチュウ!」これがここの来客承認システム…独特。
ビックリして、クリームは飛びすさります。
やっぱり、怖いみたい。
クリームは、不思議な石ころを取り出しました。上画面の表示が変化。
彼が「たからもの」と称するこの石、ゲームのグラフィックではかなり大きめに見えますが、以前ポケサンカンパニーでやっていたアニメではパートナー役のヒコザルの手のひらに収まってしまうくらいに小さな石の礫でした。あのアニメでは紐を通して首にかけていたはず。かなり小さいです。
クリームの独白を見るに、此方もこういったポケモン達が手の中に握り締められるくらいのサイズのようです。アチャモとかチコリータとかはどうするんだろう。
結局、大事なお守りでもある「たからもの」を握っていても勇気が出ずに目的を果たせなかったクリームは、とぼとぼと帰っていきます。…これだとピンポンダッシュにならない?大丈夫?
その後ろ姿が通り過ぎてから。
ズバットとドガースが何やら企んでいるようです。
クリームの大事な宝物を、何やら高価で貴重なものだと考え奪ってしまおうと画策する、チンピラか何かみたいな2匹。
多分、ここで言う「宝物」は「お宝、財宝」という意味の"treasure"ではなく「貴重な、大切なもの」という意味だと思うんだけど。英語にするなら"precious"でしょうか。
ここで頷いてるの可愛い。
再び画面が切り替わります。今度は夕暮れの海辺。
実は今作、この海辺が大事なキープレイスだったりします。海辺が多くの出来事の舞台…という意味ではVOCALOIDの悪ノシリーズを思い出す。
そして波打ち際に集まったクラブたちがシャボンを吐いています。
クラブ可愛い。
感嘆するクリーム。お目々キラキラ。
幻想的な光景。橙色と青と紫が鮮やかです。
夕陽に照らされた波間もキラキラしていますね。
ここはパートナーのお気に入りの場所だそうです。
天気が良い日は、こうしてクラブたちが集まってシャボンを吐いているのだとか。昨日の嵐で色んなものが吹き飛ばされた結果空気が澄んだ…とかそんな感じでしょうか。台風一過的な。
波間を弾く夕暮れの光がシャボンに煌めいて、美しい光景を作り出しています。実際に見てみたい景色ですね。
上手くいかなかったり、落ち込んだ時でもこの景色を見れば、元気になれる。クリームにとってはそんな場所のようです。
ふと、視界の端に何かが映ったのか、訝るクリーム。
なんと浜辺で倒れているポケモンが!
「キミ、どうしたの!?だいじょうぶ!?」
目を覚ましたポケモン。ようやく主人公がパートナーと出逢いました。夕陽に照らされた海辺にて。まさに「運命の出逢い」です。
「キミ ここで たおれてたんだよ?」
当の本人は何がどうなっているのか分からない様子。
どうやら記憶喪失のようです。
僅かに覚えていることと言えば…そう、自分が「人間」だったということ。
それを聞かされてビックリ仰天する目の前の喋るピカチュウ、クリーム。
「でも キミ どこから見てもロコンだよ?」
自分の様子を確認して驚愕。二本足で歩いてたのが四つん這いになっていることに違和感なかったのかなとか思いましたが、キョロキョロしてたのを見るに多分尻尾の存在とかやけに顔から地面が近いことに気づいたのだと思います。
時闇のCMやアニメでは、自分の姿を水に移して姿を確かめていました。
訳がわからなくて混乱するロコンの姿の主人公に、クリームはちょっと不信感をもったようです。
そりゃ、「自分は元は人間だけど現在記憶喪失です」なんてポケモンがいたら、ねぇ…
ここで、初めて名前を聞かれます。
ピカチュウが「クリーム」なのでロコンは「ココア」です。この2匹の名前はずっと変わらない。
素直に名前を教えると、警戒を解いてくれます。それで良いのか。ちょっとお人好し…いやおポケ好しな気がしないでもない。
さっきはいきなり疑ってゴメンね、とまず謝ってから、色々話してくれました。
曰く、最近辺りが物騒で怖いポケモンもいるんだとか。何が起きているんでしょうか。というかそんな物騒な世の中に身ひとつ、しかも記憶喪失で倒れていた行き場のない主人公が最初に出会えたのがこういう優しいポケモンで本当に良かった。
すると後ろから近づくポケモン。アイツらはさっきの。
そして次の瞬間、ものすごい勢いで弾き飛ばされちゃいました…大丈夫なの?
プンスカするピカチュウも可愛い。
先程の話の通りにいきなり絡んできたこの2匹は、クリームが跳ね飛ばされた拍子に落とした石を奪って逃げていきました。
咄嗟のことでビックリしてしまったからなのか、身動き出来なかったクリームに「いくじなし」「よわむしくん」とか色々言ってくれちゃいましたが…
呆気にとられるココアとクリームをよそに。
ズバットとドガースの2匹は画面左端の方に消えていきます。
盗まれた石は、クリームの大切な宝物。
無くなったとしれたら涙目になるほどに。
しかしウルウル涙目のピカチュウも可愛いです。
クリームの為にも、なんとかして一緒に取り返しに行きましょう。
ここで初めて登場した選択肢、もちろん「はい」で。倒れていたのを介抱してくれた恩もありますからね。
パアァっていう効果音が聞こえてきそうな良い笑顔。
それでは、初のダンジョンに向かいましょう。
(しかし、動いてるのを撮ろうとするとこうしてブレてしまう……)
ところで、ここの章タイトルですが肝心の嵐は最初のあの夜だけで寧ろ翌日の夕暮れの海の方が印象に残るので「ゆうぐれのであい」「たそがれのうみで」みたいなタイトルの方が相応しいのでは…とか思ってしまう。
つづく。
プロローグその2「旅立ち」
神秘的で物静かな印象のあった時の探検隊/闇の探検隊とはまたガラリと雰囲気が変わった明るく勇ましいオープニングが流れます。
DSiがちょいと汚くて申し訳ない。時では森の中、闇では火山の溶岩。空では鍾乳洞らしきエリアがタイトル画像でした。中央には今作のキーアイテム「ときのはぐるま」が光っています。そこは共通。
それでは早速冒険スタート!
…その前に。
恒例の心理テストです。
これにより、自分がどんなポケモンになるのかが決められます。
確か時闇の攻略本によれば性別と診断された性格によって決まるのだとか。同じ性格でも性別によって違うポケモンになるそうです。例えば「おとこのこ」で「ゆうかん」だと診断されたならピカチュウ、これが「おんなのこ」だとヒトカゲになります。
時の探検隊での私は、「おんなのこ」で「さびしがり」だったのでミズゴロウでした。闇の探検隊だった妹は「おんなのこ」で「ずぶとい」ゼニガメ。
お目当てのポケモンが欲しい場合はここで厳選まがいのリセマラを繰り返すことになりますが…
質問は10個。そのうち最初と最後は固定されます。他はランダム。そのため、質問の数は実質8個。選出された質問によっては選ばれる性格にバラつきがあるかもしれません。
例えばこの質問。ここで「ある」を選択していると、主人公候補に新ポケモンが選ばれやすくなるそうです。
中にはこんなユニークなものも。みなさんはどうですか?
全体的に、選択肢がフランクで可愛らしい印象を受けます。
最後は性別。この作品ではウィンドウの色が変わるだけでなく性別により確率の補正がかかります。オスなら攻撃を相手の急所に当てやすく、メスなら敵の攻撃をかわしやすくなり、且つ自分の攻撃を当てやすくなるそうです。
全ての質問に答えたら、今度は「波動」の診断。
波動(もしくは『波導』)は恐らく今作限定の仕様でしょう。これは、後に主人公達が手に入れられるリボンの色になります。
波動、といえばルカリオですが、やはり第4世代らしい診断ですよね。
時闇では単なるタッチスクリーンでしたが、空ではリボンになり、触れているとボンヤリ光ります。
ここでは下画面のリボンに指を押し当てることを促されますが、下画面に指紋をつけることに抵抗がある方はタッチペンでも大丈夫。良いと言われるまでに指を離してしまうと「ダメだ!」と叱られます。
私の波動は「クールなスカイブルー」のようです。
スカイ、というよりもディープマリンな気がする色味ですが青が好きなので嬉しい。
…と思ったら、どうやらDSに登録されてる「お気に入りの色」が選ばれやすいそうです。じゃあなんだったんだこの一連の診断は。
たまに別の色が選ばれることもあるようです。前のデータでは「ふんわりとしたピンク」でした。
ここまでくると、診断終了。いよいよ結果がでます。
私は「のんき」な性格のようです。うん。よく当たってる。
「おんなのこ」で「のんき」なひとは、
ロコンになりました!
消す前のデータも、その前のデータでも私はロコンでした。強くて可愛いからお気に入りなんです。
ロコンは空の探検隊で新たに主人公候補のポケモンとしてリオル、イーブイ、ゴマゾウ、コリンクと共に追加されたポケモンです。既存のポケモン達、4世代までの御三家たねポケモン12匹とピカチュウ、ニャース、ゴンベ、エネコと合わせて21匹もの候補が。
この中から、次は自分と同じタイプのポケモン以外を1匹だけパートナーに選べます。
消す前もそのまた前も同じ主人公とパートナーでした。今回もまた同じ組み合わせで行こうかな。
「ピカチュウ、キミに決めた!」
パートナーポケモンは、イーブイ、エネコ、アチャモ、チコリータだけメス固定、それ以外はオスになります。このピカチュウもオス。
今作、ほのおタイプとでんきタイプには主にこのような特徴があります。ちなみに双方ともじめんタイプわざが弱点なので「じしん」「マグニチュード」「だいちのちから」には気をつけたいところ。
選んだパートナーにも固有の名前をつけてあげることができます。
ニックネームは「クリーム」。今回もお菓子の名前で。
さて、準備は万端。いよいよ次回からはロコンになってポケダンの世界に飛び込みます。
ところでこの天の声は誰のものなんだろう…?